garden展作家インタビュー、9人目は、今年千葉にて行われた「コマコマ展」がご縁で出会い、初参加に至った、アニメーション作家の水尻自子さんです。
Q: こちらの作品『高枝切りバサミ』、ぬるっとしたタイミングとシュールな展開は自子さんのアニメーション(映像)作品の特徴ですが、パラパラ作品もまさにそのままに感じられました。作り方(発想とか作画方法など)は映像作品とほぼ同じですか?違った点ありますか?
A: 動画で作るときは、描いていて自分でもこれは動いているのかと思うくらい中割りを刻むのですが
パラパラ漫画は枚数も限られていて、ある程度分かりやすい動きでないといけないので、いわゆる「ぬるっと」感はアイデアにしても作画にしても動画で描くときよりもかなり押さえたと思います。
というより出さないようにしたつもりですが、それでも感じられたのであれば、やはりそれが逃れられない私の作風なんだなと思います。
Q: ガーデンというテーマについてはどう感じましたか?自分の作品に、どう反映させようと思いましたか?
A: 「ガーデン」という言葉に対しては爽やかなイメージがあるので
あまり謎めいたり皮肉めいたものにならなずに、なるべく単純に楽しめるようなものにしようと思いました。
庭にあるアイテムで面白そうな事ができるものを考えて、高枝切りバサミを使うことにしました。
Q: 今回の作品作りで苦労をした点、発見した事、ここは注目して欲しいというポイントがあったら聞かせて下さい。
A: 動画にする場合も、製本してパラパラ漫画にする場合も、編集作業があることには変わりなく
アニメーションは手間がかかるなと思いました。
でも、この積み重なった作業の成果をダイレクトに手に取って見れるという快感がパラパラ漫画にはあると思います。
自子さん、どうもありがとうございました!
0 件のコメント:
コメントを投稿