garden展作家インタビュー、8人目は、第1回から参加しているアーティストのMAKOTOさんです。
Q: 今回の「cubic plant」、第1回、2回の展示と同様に端正で建築物的?なCGと滑らかな動き、ぱらぱらマンガのアナログ感が同居する不思議でオリジナルな作品だと思います。
「cubic」と「plant」を合わせようとしたいきさつと、デザインを決めた際思っていた事など聞かせて頂けますか?
A: もともと、幾何学的なものが有機的な動きを持つというアイデアが好きで、自分の作品はほとんどそればっかりみたいな所もあるのですが、CGの場合、動かす物体が幾何学的であれば、動きそのものがよりはっきりと見えやすく、またその見え方が好きだという部分もあります。なので、cubic とplantはそのまま幾何学と有機的動きにつながると後付けです が、思います。
デザインも今回は、CG上で動かして見ながら手を加えていったという、形と時間同時進行な形で進めたので、作りながらきめていったという。手書きで作品を完成させていらっしゃる他の方々と比べるとちょっと八百長のような気もします。
Q: ガーデンというテーマについてはどう感じましたか?自分の作 品に、どう反映させようと思いましたか?
A: もう少しガーデンそのものをテーマとして、いろいろ考えてみていて、抽象化された庭のイメージで何か出来ないかとも考えていたのですが、結果、ガーデンのアイテムのひとつに落ちついてしまいました。
Q: 今回の作品作りで苦労をした点、発見した事、ここは注目して欲 しいというポイントがあったら聞かせて下さい。
A: 発見についてですが、毎回思うのは、ビデオ上とフリップブック上の速度感の違いで、あまりゆっくりとして滑らか過ぎる動きは、ぱらぱらした時に伝わりにくい。リミテッドアニメーション的な、絵の飛び方の方があっているとも思います。映像を見ているというよりは、本来のアニメーション言語を直接読んでいる行為に近いものを感じました。
なので、自分の作っているものは、ちょっとそれにさからった部分もあるかと思います。いいか悪いかは、分かりません。
どうもありがとうございました!
さて、今回お答え頂いたMAKOTOさん、CGディレクターとしてのみならず幅広い制作活動をしているのですが、最近彼の作ったiPhoneアプリがリリースされたそうですので併せてここでお知らせ致します。
ご興味ありましたらぜひ。
CupicMaze オフィシャルサイト
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